豆乳
加工後のオレイン酸含有率 87.9%
高オレイン酸大豆から作る豆乳は、大豆臭が少なく豆乳が苦手な方にも飲みやすく感じられます。
そのため、豆乳から他の食品への加工にも向いています。
一般の大豆(フクユタカ)の豆乳と比較分析の結果、高オレイン酸大豆の豆乳は旨味・コクが強く、酸味・渋味が弱いという結果が出ました。
豆腐
加工後のオレイン酸含有率
87.9%
豆腐への加工後もオレイン酸はほぼ維持されます。
大豆特有の臭いが少なく、あっさり感があります。
湯葉
加工後のオレイン酸含有率
65.3%
大豆臭がなく甘味のある湯葉に仕上がります。
味噌
加工後のオレイン酸含有率
58.2%
他の加工に比べオレイン酸含有率は下がりますが、まろやかな味噌になります。
大豆あんこ
加工後のオレイン酸含有率
80.4%
高オレイン酸大豆を使うと、大豆臭が気になるため市場に広まっていなかった「大豆あんこ」が実現。植物性タンパク質が摂れる菓子・パンとして、フルーツ・牛乳・バターと混ぜて様々な味付けで商品化が期待されます。
きな粉
加工後のオレイン酸含有率 81.1%
一般大豆のきな粉加工品が6ヶ月後、9ヶ月後、12ヶ月後と過酸化物価が上がるのに対し、高オレイン酸大豆のきな粉加工品はほぼ上がらないという分析結果が出ました。
きな粉への加工後も酸化安定性が高く、賞味期限が延びることが期待されます。
検査日 | 高オレイン酸大豆 (佐大HO1号) | 北海道産大豆 |
---|---|---|
提出時 | 0.40 | 0.30 |
6ヶ月後 | 0.30 | 1.20 |
9ヶ月後 | 0.30 | 4.90 |
12ヶ月後 | 0.50 | 15.40 |
※分析:(株)日本食品分析センター
基準油脂分析試験法に準じた常温保管
※オレイン酸含有率は佐賀大学分析